


著者名:
エリゼ・ルクリュ 柴田匡平 出版社名:
古今書院
フランスの地理学者エリゼ・ルクリュ(Reclus, Elis?e1830-1905)が調査旅行や文献を駆使して書き上げた『新世界地理-地球と人間』(Nouvelle g?ographie universelle: la terre et les hommes)全19巻を邦訳。本書は1890年刊行の原著第15巻。
西欧人による北極諸島経由の探検、開発と支配、19 世紀当時の先住民の暮らしと西欧侵攻による地域の変化(民族、風土、地誌)を克明に描く。
カナダ領有をめぐるフランス系とイギリス系移民の対立や先住民支配の実態は、現代に通じる侵略や民族問題の理解にも。グリーンランド、スピッツベルゲン、エルズミアなど北極圏の島々の発見と開拓史は類を見ない充実した内容。五大湖の旧称など川や山などの現地地名の詳細な記述は、先住民の文化や暮らしの理解に役立つ。
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