ゲーテの世界観/ルドルフ・シュタイナー/森章吾
著:ルドルフ・シュタイナー 訳:森章吾
出版社:イザラ書房
発売日:2023年01月
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著者名:
ルドルフ・シュタイナー 森章吾 出版社名:
イザラ書房
シュタイナーによる認識論的著作の中心に位置するのは『自由の哲学』である。しかしこれは重要と思われる多くの哲学的テーマを包括的に扱っているために、話題が多岐にわたり、理解は容易ではない。それに対しこの『ゲーテの世界観』では、前半に認識論の最中心課題である「理念世界の捉えられ方」にフォーカスし、それが歴史や諸哲学者の中でどのように変遷し、誤りに陥っていったかが考察されている。ゲーテ自身は哲学的に自覚はしていなかったものの、理念世界を正しく捉え、それにしたがって自然考察を進めていた。それゆえ諸哲学をゲーテの世界観と対比することでその問題点がクローズアップされる。そして後半では理念世界の正しい捉え方から得られる自然科学的な成果について、その意味が解説されている。ここではシュタイナー自身の言葉を借りれば「ゲーテの思考の中には、現代の自然科学が育て実らせるべき芽がある」ことが示されている。
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