近代日本暗殺史/筒井清忠

著:筒井清忠
出版社:PHP研究所
発売日:2023年07月
シリーズ名等:PHP新書 1359
キーワード:近代日本暗殺史筒井清忠 きんだいにほんあんさつしぴーえいちぴーしんしよ13 キンダイニホンアンサツシピーエイチピーシンシヨ13 つつい きよただ ツツイ キヨタダ



著者名:筒井清忠 
出版社名:PHP研究所
シリーズ名等:PHP新書 1359

大久保利通暗殺後、犯人である島田一郎を主人公にした小説が刊行されて大評判となった。また、爆弾を投げつけられて一命をとりとめた大隈重信は犯人の勇気を称賛し、そのことで大隈の人気も上がった。日本には暗殺者への同情的文化が確かに存在していたのである。一方、原敬暗殺の真因は、これまであまり語られてこなかった犯人中岡艮一の個人的背景にあった。犯人が抱えていた個人的行き詰まり・挫折感は現代の暗殺にそのままつながるものである。近現代史研究の第一人者が、明治と大正の暗殺を丁寧に語り、さらに暗殺に同情的な文化ができた歴史的背景についても考察する。

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