てんまる 日本語に革命をもたらした句読点/山口謠司

著:山口謠司
出版社:PHP研究所
発売日:2022年04月
シリーズ名等:PHP新書 1305
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著者名:山口謠司 
出版社名:PHP研究所
シリーズ名等:PHP新書 1305

昔はなかった日本独自の“てんまる”。
●なくてもすんでいたのになぜ?紆余曲折を経て採用することになった理由と歴史的背景を探る。
「ここではきものをぬいでください」。こう書かれた文章があったら、「履物」か「着物」か、どちらの意味か迷うだろう。短い文でも読点がないと、このように意味をとりづらい。句読点の目的は、コミュニケーションの大基本「正しく伝えるため」だったのである。
●日本では奈良時代から、一部でさまざまな句読点らしきものはあったが、いまの形になったのは明治時代。江戸時代後半、当時の学者たちによって、ヨーロッパのパンクチュエーション(記号)と「てんまる」が比較されたことが基盤を作ったといえる。この時こそ、日本語が近代化する革命的ターニングポイントだったのだ!

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