現場から経営を考える 自らの業務を起点に組織全体の経営を洞察する/日本品質管理学会/木内正光

監修:日本品質管理学会 著:木内正光
出版社:日本規格協会
発売日:2024年12月
シリーズ名等:JSQC選書 37
キーワード:現場から経営を考える自らの業務を起点に組織全体の経営を洞察する日本品質管理学会木内正光 げんばからけいえいおかんがえるみずからの ゲンバカラケイエイオカンガエルミズカラノ にほん/ひんしつ/かんり/がつ ニホン/ヒンシツ/カンリ/ガツ



著者名:日本品質管理学会  木内正光 
出版社名:日本規格協会
シリーズ名等:JSQC選書 37

〜現場と経営の距離を縮める!〜
我が国の産業界は、QCやIEなどの管理技術を用いた改善を組織能力とすることで、品質及び生産性の向上が成し遂げられ、国際的な競争優位を築きあげました。その一方で、昨今の“変化のスピードが変化した”社会において、事業創造やイノベーションに代表される経営への問題意識の重要性が声高に叫ばれ、明確な共通認識となりつつあるが、企業として上述の改善活動のような取り組みができていないと考えられます。取り組みの第一歩として、長年培ってきた改善活動の延長線上に経営を見据え、現場における問題解決に留まらず、経営の繋がりまでを認識していくことが挙げられます。これを経験等のキャリアの積み重ねに頼らず、現場の問題解決の次のステップとして位置付けることで、全体的、全社的、総合的視野の獲得を、組織全体で取り組んでいくことが不可欠です。

本書の狙いは、管理技術の主要な対象である生産現場を基に、その領域を組織や戦略にまで拡げることにより、組織構成員一人ひとりが企業全体を把握する力を養うことです。業務における現状把握の仕方を解説し、それを基に、職場全体、組織全体、事業全体へとその繋がりを示すことで、読者一人ひとりの経営への問題意識を高めます。そして生産現場を経営学的文脈で捉えることにより、さらなる改善やイノベーションの創発に繋げていくことを狙いとしています。

〜JSQC選書とは〜
「新・質の時代」における新たな品質論を各界に展開し広く啓蒙していくことを目的とし、普及啓蒙活動や推進運動の一つの形態とするシリーズ書籍です。広い層の知識人に対して品質の意味・意義を説くために、興味ある時事をとらえつつ、品質にかかわる基本的概念・方法を説明します。

※本データはこの商品が発売された時点の情報です。