三ツ星シェフへの道経静脈栄養実践GUIDE/東敬一朗

著:東敬一朗
出版社:南山堂
発売日:2024年11月
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著者名:東敬一朗 
出版社名:南山堂

経静脈栄養って,面白いですか?
「難しい」「苦手だ」と思っている医療従事者も多いかもしれません.でもそれは,臨床栄養について学ぶ機会や興味をもつ機会が今まで少なかったからです.本書を読めば,臨床栄養や経静脈栄養はさほど難しくなくなるはずです.

臨床現場での栄養管理は,療養生活を乗り越えるエネルギー・活力や,疾患や侵襲的治療によって生じた創傷部を治癒する材料のほか,日常生活を支える強い筋肉や骨をつくる材料を得るために必須のファクターです.もし,それが,それぞれの患者の生活・状態や今後のロードマップを満足に考慮していない,愛がなく,不十分なものだったらどうなるでしょう? 臨床現場にはいまだ医原性低栄養が生じやすい素地があり,それによる回復の遅れや治療強度の不足は,患者にとって大きな損失になります.そうならないためにも,経静脈栄養の管理法や輸液製剤の選びかた・組み合わせかたを楽しく学びながら,臨床栄養の実践に必要な“意識”と“知識”を身につけましょう!

輸液の1滴に栄養と愛をこめて….
さあ目指そう,経静脈栄養の三ツ星シェフを!

〈主な内容〉
■輸液製剤一覧
・高カロリー輸液用輸液製剤
・末梢静脈栄養用輸液製剤
・アミノ酸製剤
・脂肪乳剤
・電解質輸液 等張電解質輸液(細胞外液補充液)
・電解質輸液 低張電解質輸液
■はじめに 〜なぜ経静脈栄養は難しい?〜
1.医師・薬剤師・看護師と臨床栄養
2.“とある一例”が教えてくれる大事なこと ―common sense based nutrition―
■意外と知らない? 水・電解質管理
3.水・電解質管理を理解するうえで知っておいた方がよいこと
■経静脈栄養組成の立案に必要な情報
4.経静脈栄養の適応と投与ルート
5.必要栄養量の設定方法
6.糖質(グルコース)
7.アミノ酸
8.脂質
9.経静脈栄養組成,ここまでのおさらい
■経静脈栄養に用いる輸液製剤
10.高カロリー輸液用 糖・電解質液,高カロリー輸液用マルチバッグ製剤
11.末梢静脈栄養用輸液製剤(アミノ酸製剤,脂肪乳剤)
12.電解質輸液
13.脱水の種類と用いるべき製剤
14.ビタミン剤,微量元素製剤
15.経静脈栄養の通り道 ―経静脈栄養のルート管理―
■病態別栄養
16.慢性腎臓病
17.肝硬変
18.心不全
19.慢性閉塞性肺疾患
20.がん
21.周術期
22.病態別栄養のまとめ
23.リハビリテーションと栄養(リハ栄養)
24.リハビリテーションと薬剤(リハ薬剤)
■栄養アセスメントとモニタリング
25.栄養状態の評価,アセスメント
26.モニタリングなしは栄養管理にあらず
□付録
・ワークショップで使える! 輸液製剤カード

※本データはこの商品が発売された時点の情報です。