医療情報技師能力検定試験過去問題・解説集 2025/日本医療情報学会医療情報技師育成部会

編集:日本医療情報学会医療情報技師育成部会
出版社:南江堂
発売日:2025年04月
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著者名:日本医療情報学会医療情報技師育成部会 
出版社名:南江堂

保健医療福祉分野の専門職や,医療情報システムの企画・運営管理職をめざす人のための医療情報技師能力検定試験対策の必携書.医療情報技師能力検定試験の2019年度,2021〜2024年度の5年分の試験問題(約800問)と,そのすべての解答・解説を収載した.学習効率の高い試験対策本というだけでなく,参考書としても最適な一冊.

【刊行にあたって】
日本医療情報学会では、医療情報に関する専門人材として「医療情報技師」を育成している。医療情報技師に求められる能力は、「医学・医療」「情報処理技術」「医療情報システム」の3領域の到達目標(GIO・SBOs)に示される知識と技術で体系化されており、医療情報技師能力検定試験はこれらの能力を評価する試験である。

医療情報技師は「保健医療福祉の質と安全の向上のために、医療の特質をふまえ、最適な情報処理技術を用い、医療情報を安全かつ適切に管理・活用・提供することができる保健医療福祉分野の専門職」として、診療業務をよく理解し、1)情報処理技術の業務改善への活用、2)医療情報の安全で適切な管理、3)診療データの利活用を担えることが期待されている。さらに、実際に医療現場で活躍していくためには、他職種との意思疎通をはかるコミュニケーション力、他職種と協力して対応できる力および部門間や職種間の調整をできる能力【医療情報技師の3C:Communication,Collaboration, Coordination】が必要とされる。

わが国は、現在、医療分野の情報化に積極的に取り組んでいるところであり、政府の医療DX(デジタルトランスフォーメーション)に関する施策では、「全国医療情報プラットフォームの創設」「電子カルテ情報の標準化等」「診療報酬改定DX」などが推進されている。このような状況のなか、医療機関がDX の取り組みを推進していくには、診療業務をよく理解し、医療情報基盤の整備からデータ利活用の実践までを担える人材へのニーズが今後ますます高まっていくであろう。

医療情報技師能力検定試験を受検する方は、医療機関に所属する医療従事者、企業の技術者、大学生や専門学校生など多岐にわたり、2003 年の育成事業の開始から2024年の第22 回医療情報技師能力検定試験までに累計28, 074 名を認定してきた。本書を活用して、多くの方が医療情報技師能力検定試験に合格し、医療情報技師として活躍されることを願っている。

2025 年3 月
一般社団法人日本医療情報学会医療情報技師育成部会

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