医療現場の「意図せざる結果」はなぜ生まれるか/横井豊彦
著:横井豊彦
出版社:中央経済社
発売日:2019年03月
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著者名:
横井豊彦 出版社名:
中央経済社
本書の根底には、「認知症患者は、何故増えるのか?」という素朴な疑問がある。一般に「高齢者が増えるのだから、認知症患者が増えるのも当然」と考えられがちであるが、何らかのきっかけで患者が「掘り起こされる」場合や、「意図せざる結果」として増加する場合もある。本書の「意図せざる結果」の概念は、アメリカの社会学者であるロバート・K・マートンが第二次世界大戦前に提唱したものであり、近年ではハーバード大学の精神科医で人類学者でもある、アーサー・クラインマンが、グローバルの医療問題が帰着する論点の一つとして、世界的な医学雑誌“The Lancet”でも取り上げられている。筆者は、認知症患者が増加するプロセスに、「意図せざる結果」を生む流れを想定して調査に及んだ。医療関係者、経営学研究者だけでなく、広く医療に興味を持つ人々に手に取っていただければ幸いである。(「筆者からのメッセージ」より)
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