色彩について/ルートウィヒ・ウィトゲンシュタイン/中村昇/瀬嶋貞徳

著:ルートウィヒ・ウィトゲンシュタイン 訳:中村昇 訳:瀬嶋貞徳
出版社:筑摩書房
発売日:2025年01月
シリーズ名等:ちくま学芸文庫 ウ15−3
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著者名:ルートウィヒ・ウィトゲンシュタイン  中村昇  瀬嶋貞徳 
出版社名:筑摩書房
シリーズ名等:ちくま学芸文庫 ウ15−3

色の概念の論理は見かけ以上に複雑だ―。病床にあった晩年のウィトゲンシュタインは、ゲーテの『色彩論』に触発され、死の直前まで「色彩」の問題を考察し続けた。透明で白いガラスはなぜ想像できないのか、「赤っぽい緑」というような色はありうるか、全員が色盲である民族を想像してみよ…。『哲学探究』で示された「言語ゲーム」などの視点を採り入れた「色の論理学」ともいうべき思考実験は、われわれが自明視しがちな色彩概念を根本から揺さぶり、深い探究へと読者を誘う。同時期の遺稿『確実性の問題』にも通底する点がみとめられる、晩期の思想が端的に表れた断片集。

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