


著者名:
脇田成 出版社名:
筑摩書房シリーズ名等:
ちくま新書 1891
アメリカの経済理論は、日本の実情に合っているのか?
「生産性」が上がっているのになぜ給料が上がらないのか!
日本の利益は、海外に流れている!
株高で誰が得する?
「生産性が上がらないから賃金は上げられない」
「少子化対策は無駄で、一人当たりの生産性があがれば良い」
実状を黙殺し、都合の良い政策を乱発した結果、日本の三十年間が失われてしまった。不景気に怯えた企業は、溜め込んだ資本を海外投資したものの、その利益は、外国人の株式取得を通じて海外流出し続けている。なぜその利益が家計に還元されてこなかったのか。一九九七年の金融危機以降、間違い続けてきた日本の経済政策を分析し、今こそ押すべきリセットボタンを提示する。
※本データはこの商品が発売された時点の情報です。