国立大学教授のお仕事 とある部局長のホンネ/木村幹

著:木村幹
出版社:筑摩書房
発売日:2025年04月
シリーズ名等:ちくま新書 1852
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著者名:木村幹 
出版社名:筑摩書房
シリーズ名等:ちくま新書 1852

時は一九九三年。若き政治学者・木村幹(二七歳)は、愛媛大学法文学部に助手として採用された。「雇用の安定した国立大学に就職し、研究に集中したい」という夢が早々に叶い、これで韓国の政治文化研究に打ち込めると思いきや、国立大学の置かれた状況は刻一刻と悪化していく。神戸大学に移るも、二〇〇四年の独立行政法人化により研究費も人員も削減され、予算獲得のための仕事が日々の研究を圧迫する。昇進しても、小さいパイの取り合いで疲弊するばかりだ。還暦間近のとある部局長が見つめた、おかしくも哀しい国立大学の三〇年。

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