人新世と芸術/岡田温司

著:岡田温司
出版社:筑摩書房
発売日:2024年05月
シリーズ名等:筑摩選書 0280
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著者名:岡田温司 
出版社名:筑摩書房
シリーズ名等:筑摩選書 0280

人新世(アントロポセン)。人類が地球の地質や生態系に与えた影響に注目し、近年提唱されている地質区分である。人新世は、気候変動や環境破壊をもたらし地球を危機に陥れた。では芸術はこれとどうかかわってきただろう。美術作品は環境変化にきわめて敏感であり、芸術とサイエンスをつなぐものとしてエコロジーの思想は培われてきたのではないか。そういった見通しの下、17世紀から20世紀に描かれた美術作品に焦点を当て検討する。優れた観察者で、記録者だった画家たちはその変化をどう描いただろう。新たな西洋美術の見取り図を提案する。

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