著者名:
石井千惠 梅田陽子 小関潤子 出版社名:
誠文堂新光社
「介護予防フィットネス」とは、介護を受けない体づくりを目指す高齢者が、自主的に取り組む健康づくりです。
本書は2012年に出版され、介護従事者や運動指導者に好評を博した『すぐ役に立つ 介護予防フィットネス―ロコモティブシンドロームに対応したQOL向上運動・実践ガイド』の続編。運動器の健康を目的とした前編に対し、特に現場での対応が難しいという声の多い「認知症」「うつ」に焦点をあてています。
介護予防の現場に携わる人が知っておきたい、老齢期の認知症やうつなどについて専門家がわかりやすく解説。
基本を理解した上で、長年高齢者への運動指導に携わってきたプロフェッショナルたちが、高齢者の脳と心、体に効く実践的な運動プログラムを詳しく紹介しています。
本書で取り上げている体操は、ほとんどが椅子に座ってできる運動のため、低体力な高齢者や体に障害がある人でも安心して運動に取り組むことができます。運動するときの注意点や指導を行う際のポイントもガイドしていますので、介護施設、公共施設、運動施設、自宅訪問など多様な現場ですぐに使うことができます。前著『すぐ役に立つ介護予防フィットネス―ロコモティブシンドロームに対応したQOL向上運動・実践ガイド』と併せて使いたい介護予防運動の決定版的ハンドブックです。
運動プログラムは、椅子に座って行う筋力トレーニングやストレッチ、有酸素運動といった基本のエクササイズをはじめ、もの忘れ予防に特化したエクササイズ、うつ予防に適した心と体をつなぐソフトな体操、お手玉や風呂敷などクラシックな道具を用いたレクリエーションエクササイズ、QOL(生活の質)向上のためのエクササイズ、回想法を用いた認知症予防エクササイズなど、脳と心を元気にするエクササイズを多数収録しています。
※本データはこの商品が発売された時点の情報です。