カンタ刺繍 そのモチーフと技法 インド・ベンガル地方で生まれた美しい刺し子の手仕事/望月真理

著:望月真理
出版社:誠文堂新光社
発売日:2021年10月
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著者名:望月真理 
出版社名:誠文堂新光社

インド、ベンガル地方で生まれたカンタは、もう着なくなった古いサリー(女性の衣服)やドウティー(男性の腰布)を重ね、刺し子の技法をほどこして再生させた布。模様と細かな地縫いがされて補強された布は、掛け布や敷き布に、赤ちゃんのおくるみに、生活の布として新しい命が吹き込まれました。ベンガルの女性たちの空想の世界が広がる、自由で大らかな模様は、古い布を再生して使う暮らしの民藝でありながら、その芸術性の高さは多くの人の心をとらえます。著者は、1970年代にインドでカンタに出会い、独学でその手法を調べ、作品を作り続けてきました。「シルクロードの果て」の日本で作られる独創的なカンタと、研究のために集めた貴重なオールド・カンタのコレクションをご紹介します。

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