


著者名:
辻村深月 出版社名:
光文社シリーズ名等:
光文社文庫 つ16−1
中高生が抱える胸の痛み、素直な想いを、気鋭の直木賞受賞作家がみずみずしく描いた傑作集。
塚原マチは本好きで気弱な中学一年生。ある日、図書館で本をめくっていると一枚の便せんが落ちた。そこには『サクラチル』という文字が。一体誰がこれを?やがて始まった顔の見えない相手との便せん越しの交流は、二人の距離を近付けていく。(「サクラ咲く」)輝きに満ちた喜びや、声にならない叫びが織りなす青春のシーンをみずみずしく描き出す。表題作含む三編の傑作集。
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