ひのえうま 江戸から令和の迷信と日本社会/吉川徹

著:吉川徹
出版社:光文社
発売日:2025年02月
シリーズ名等:光文社新書 1348
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著者名:吉川徹 
出版社名:光文社
シリーズ名等:光文社新書 1348

一九六六(昭和四一)年、日本の出生数が統計史上最低を記録した。原因となったのは迷信。六〇年に一度めぐってくる干支、丙午(ひのえうま)にまつわる俗言のためだった。高度経済成長の只中、二つのベビーブームの間にあって、たった一年、なぜ迷信がそこまでの出生減をもたらしたのか?そしてさまざまな「都市伝説」がささやかれてきたひのえうまの人生とは、実際にはどのようなものだったのか?自身、昭和のひのえうま生まれの計量社会学者が、迷信の成立した江戸期にまでさかのぼり、周期的な拡散・浸透のタイムラインをつぶさに追いながら、ただ日本でだけ生じた特異な出生減を「社会現象」として読み解く。

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