白米が健康寿命を縮める 最新の医学研究でわかった口内細菌の恐怖/花田信弘
著:花田信弘
出版社:光文社
発売日:2015年12月
シリーズ名等:光文社新書 792
キーワード:白米が健康寿命を縮める最新の医学研究でわかった口内細菌の恐怖花田信弘 はくまいがけんこうじゆみようおちじめるさいしん ハクマイガケンコウジユミヨウオチジメルサイシン はなだ のぶひろ ハナダ ノブヒロ



著者名:
花田信弘 出版社名:
光文社シリーズ名等:
光文社新書 792
歯原性菌血症という言葉をご存知だろうか。菌血症とは、細菌が血中に入り込み、全身の血管を巡るものをいう。通常は血管の中に細菌は入らないが、身体の中でただ1カ所、日常的に細菌が血管に容易に入ることのできる場所がある。それは歯の根元にできた虫歯や歯周病である。この歯原性菌血症は、気づかぬ間に全身の血管でじわじわと炎症を進行させ、血管を劣化させて心筋梗塞、脳梗塞、動脈硬化、がん、認知症、リウマチなど、種々の慢性病の原因となることが最新のDNA解析技術でわかってきた。原因は子ども特有の歯の表面の虫歯(砂糖が原因)だけでなく、大人特有の歯の根元にできる虫歯(主食が原因)や歯肉炎である。ほぼ全ての生活習慣病に関わるこの歯原性菌血症を防ぐためには、主食を重視する栄養学の常識を根本から見直すことが必要。古代からの人類の歯や骨の変化や、統計、最新の研究データを基に、医科と歯科の連携、最新の口腔ケアの重要性を説く。
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