


著者名:
布施英利 出版社名:
光文社シリーズ名等:
光文社新書 674
色とは何か。色の三原色とは何で、いつ誰が決めたもの? いわゆる「三原色」から、いかにしてあらゆる色がつくられていくのか? 知っているようで実は知らない色彩理論を学ぶことで、私たちの色彩感覚は驚くほど磨かれる。ゴッホ、ラファエロ、レオナルド・ダ・ヴィンチ、そして北欧の生活に根付いたヴィヴィッドな色彩感覚まで――。さまざまな作品を例に、色彩の世界を読み解く。2012年刊行の『構図がわかれば絵画がわかる』の著者による、新たな視点で美術鑑賞を楽しむための一冊。
すべての色は、三原色をもとにして作られる。これが、四色でも、二色でもいけないのはなぜか。そもそも「色」とは何なのか―。ニュートンのような物理学者、ゲーテという文学者、それに美術やデザインまで、多様な分野の専門家が取り組んできた色彩学。その理論の基本は、難しそうに見えて、実はとてもシンプルである。北欧デザインがもつ色彩美、遠近法との緊密な関係、印象派の絵画における「光」の見方など、色彩という観点から、美術鑑賞の知性を養う一冊。
※本データはこの商品が発売された時点の情報です。