昭和文学研究 第87集/昭和文学会編集委員会

編集:昭和文学会編集委員会
出版社:昭和文学会
発売日:2023年09月
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著者名:昭和文学会編集委員会 
出版社名:昭和文学会

昭和期の文学を中心とする近現代文学の研究を対象とした学会誌。年2回刊行。論文・研究動向・研究展望・書評・新刊紹介を収録。

昭和文学研究第87集目次

〈特集〉身体を再考する─規範化し、攪乱する文学

左川ちか研究─撹乱される詩的生態系 ………………川崎 賢子 ( 2 )
〈孕む身体〉の闘争─松田解子『女性線』と無産者産児制限同盟………………中谷いずみ (17)
物質が語る死体をめぐる構造
─バタイユのアンフォルムで読む安部公房と久生十蘭………………李 先胤 (33)
家畜の生と人間の身体
─土路草一「潰滅の前夜」「魔教圏No.8」論 ……………… 河原 梓水 (44)
三島由紀夫「三熊野詣」論
─〈独身〉者・折口信夫像を書き換える力………………有元 伸子 (59)
戦後文学における〈老いる身体〉との対峙と逃避
─有吉佐和子『恍惚の人』と大西巨人『迷宮』から………………橋本あゆみ (74)
観客の身体の拘束・挑発─寺山修司「観客席」論………………久保 陽子 (89)
「別空間」への想像力─崎山多美「アコウクロウ幻視行」論……………… 佐久本佳奈 (104)
否定性の共同体のために
─ 『薬を食う女たち』、「ドラッグ・フェミニズム」、そして、五所純子の書く行為について……水川 敬章 (120)

〈自由論文〉
林芙美子「兵隊の詩」をめぐって─帯紙・パラテクスト・メディア………………野田 敦子 (135)
石川淳『白描』論─日中戦争下の民芸運動・青年・芸術をめぐって………………別當 奏 (151)
太宰治「ヴィヨンの妻」論─「仮名手本忠臣蔵」への接近と離脱………………齋藤 樹里 (167)

〈研究動向〉
獅子文六(岩田豊雄)……………… 佐藤貴之 (182) 岡本かの子………………………… 野田直恵 (186)
宮本百合子…………………………… 池田啓悟 (190) 中野重治…………………………… 廣瀬陽一 (194)
留学と文学…………………………… 謝 惠貞 (198)

〈研究展望〉
『上海文学 復刻版』と戦時中国の日本語文学…………………木田 隆文 (202)
好きなところで、くつろいで研究してください
─国文学研究資料館の文学手稿デジタル化事業について…………………多田 蔵人 (205)
『坂口安吾大事典』以後の安吾研究………………山路 敦史 (208)
映画と文学の横断─アダプテーションとしての『劇場版ごん』………………友田 義行(211)
近現代文学研究の将来に向けて─「宮沢賢治で卒論・修…

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