著者名:
マシンガンズ 出版社名:
日経BP
「何もしないで流れに任せた」 2人が語る26年の芸人人生
1998年にコンビを結成、2007〜08年頃に『エンタの神様』『爆笑レッドカーペット』などのショートネタ番組にてブレイクするも勢いは続かず、徐々に仕事が減っていったマシンガンズ。約15年に及ぶ低迷期を経て、2023年の賞レース『THE SECOND〜漫才トーナメント〜』で準優勝。結成25年、48歳と46歳(当時)で再び脚光を浴びた。
お笑い界でも珍しい、約15年もの潜伏期間を経ての再ブレイク。その裏には多くの葛藤と人知れぬ努力があったと思いきや…。実は「出場しないつもりが、マネジャーがエントリーしていたので出た」「15年前に作ったネタで準優勝」「人前に出せるネタが2本しかなく3本目はネタ切れ」…と、まさに突然降って湧いたラッキーだった!?
本書ではそんな2人が、"辞めなかったら何とかなった" 26年の芸人人生を総括。「思い通りにいくことなんてないと知れば楽になる」「"芸人を続けるため"に始めた副業で脚光を浴びることに」「本業は趣味、草野球の感覚で楽しむ」「コンビ仲を保てた秘訣は"共通の敵"」などなど、つらく苦しい局面にあっても仕事を辞めずに続けられた秘訣を語る。
さらに特別企画として、2年連続で『THE SECOND』で対戦、今年のチャンピオンに輝いたガクテンソクとの座談も収録。出場資格が「結成16年以上」という大会で活躍した"遅咲き"の2組が、これだけのキャリアを積んでから花開いた意義と喜びを語り合った。
上を向いて努力することを常に求められる時代に、力を抜いて好きなことを続ける生き方もあると気づかせてくれる、そんな心の平穏を与えてくれる1冊だ。
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