著者名:
池田紀行 トライバルメディアハウス 出版社名:
日経BP
人気マーケティング書『売上の地図』の続編・応用編が登場
食品・飲料、酒、アパレル、化粧品、日用品、自動車、外食……
14業界の商品特性、「売り方」「魅せ方」を徹底解説
他業界との比較、相対化で「やるべき施策」が見えてくる
・1カ月に何回も購入する商品
・1年に数回購入する商品
・数年〜10年に1回購入する商品
・一生に1〜2回、購入機会があるかどうかの商品
あなたが担当している商品はどれに当てはまりますか? 頻繁に購入する商品カテゴリーと、ひとたび購入したら「次は○年後」という商品カテゴリーでは、消費者の検討の仕方、購入に至る流れは大きく異なります。これを「カテゴリー関与度」といいます。
マーケティングには定石といわれる戦略フレームや理論、コンセプトが存在しますが、実際にそれをどう使いこなすか。自社商品に落とし込むか。それは、商品特性に基づく「カテゴリー関与度」によって変わってきます。
本書の目的は、マーケティング活動における"大外し"をなくすことです。どんなに優秀なマーケターでも、すべての施策を成功させることは不可能に近く、良くて打率3割がいいところでしょう。
ただしこの打率はあくまで「戦略が合っている場合」です。元の戦略が間違っていて効果薄な施策に全力でアクセルを踏んでも、期待した成果は得られません。
何としても回避したい"大外し"の多くは、カテゴリー関与度を無視し、商品特性に応じたカスタマイズやチューニングをしないまま理論やフレームに「当てはめ」にいった結果、起きてしまっています。
菓子・アイスクリーム類の買い方は、家電や自動車、住宅の買い方とは当然異なります。では、食品・清涼飲料とは同じでしょうか? 菓子・アイスの人気商品は頼まずとも多数の口コミ投稿があふれていますが、同じ食関連でも食品・飲料はそこまでではない商品が大半です。また、同じ商品カテゴリーでも、例えばアパレルの場合、普段着とよそ行きの服では選び方・買い方が異なります。
そこで本書では以下の14業界を取り上げ、商品特性を把握したうえで、重点施策を明らかにします。
菓子・アイスクリーム/家電/化粧品/食品・清涼飲料/自動車/保険/アパレル/外食サービス/日用品、日用雑貨/シャンプー/スポーツブランド/注文住宅/観光地/アルコール飲料
様々な業界のクライアントと仕事をするマーケティング支援企業のマーケターやコンサルタントはもちろんこと、一般事業会社のマーケターも、自分の所属業界・担当商品だけでなく、他業界・他カテゴリーにも目を向けてみてください。相対的に比較することで、担当商品の"立ち位置"と、注力すべき施策が高い解像度で見えてくるでしょう。
※本データはこの商品が発売された時点の情報です。