著者名:
内山節 出版社名:
新潮社シリーズ名等:
新潮選書
たどり着いたのは豊かだが充足感の薄い社会。いま近現代は終焉に近づき、先進国での生き方が変わりつつある。時代の危機と転換を看破する大胆な論考。
日本はなぜ「幸せでも不幸でもない社会」となってしまったのか?政治、経済、思想―近現代の先進諸国は常に「目標」を設定し、そこに向かって突き進んできた。到達することができれば、必ず幸福な社会が待っている、と。が、たどり着いたのは、手ごたえのない、充足感の薄い成熟社会だった。18世紀のヨーロッパ、明治維新後の日本まで遡り、近現代の構造と宿命を解き明かし、歴史の転換を見据える大胆な論考。
※本データはこの商品が発売された時点の情報です。