金色の野辺に唄う/あさのあつこ

著:あさのあつこ
出版社:小学館
発売日:2010年10月
シリーズ名等:小学館文庫 あ21−1
キーワード:金色の野辺に唄うあさのあつこ こんじきののべにうたうしようがくかんぶんこ コンジキノノベニウタウシヨウガクカンブンコ あさの あつこ アサノ アツコ



著者名:あさのあつこ 
出版社名:小学館
シリーズ名等:小学館文庫 あ21−1

稲穂が金色に輝き、風に揺れてシャラシャラと唄を奏でる山陰の秋。娘の奈緒子、孫の嫁・美代子、曾孫・東真、近所の花屋の店員・史明の四人に送られ、九十二歳の松恵は息を引き取ろうとしていた。松恵は、先だった夫が今際の際に発した言葉を思い出す。奈緒子は、だれの子だ…。「百年近くを生きれば、全て枯れ、悟り、遺す思いもなくなり、身軽に旅立てるとばかり信じておりましたが、どうしてどうして、人間って簡単に軽くはならないようです」多くの人の心を受けとめ救った大おばあちゃんが、美しい風景に送られ、今日旅立ちます。

※本データはこの商品が発売された時点の情報です。