


著者名:
松永弘高 出版社名:
小学館シリーズ名等:
小学館文庫 時代小説
東北戦国史、最大の一戦! 興亡の行方は?
東軍に味方するか、西軍に呼応するか。
徳川家康と石田三成とが、もはや一触即発を避けられなくなっていた慶長五年の夏。
すべての武将が、「我が家の浮沈、この一戦にあり!」と、政の動静に全身全霊を傾けていた。
日の本全土が不穏な空気に包まれる中、上洛の命を拒み続けた上杉景勝を豊臣家への謀反と断じた家康は、ついに会津征伐に踏み切る。
権変に長ける陸奥国伊達家当主の政宗は、家康に命運を預け、上杉領国北東の信夫口に向けて出立。
さらに、出羽国最上家当主の義光は、愛娘の駒姫を豊臣秀吉に殺された恨みもあって家康に与し、北西の米沢口へ。
一方、三成に加勢する上杉家重臣の直江兼続は、家康の非望を大義の鉄槌で打ち砕かんと進発する。
天下分け目の関ケ原の戦いとほぼ同時に勃発、御家の存亡を懸けた「北の関ケ原」と呼ばれる東北最大の合戦「慶長出羽合戦(長谷堂合戦)」に、三人の武将はどう旗を振ったのか?
奥羽の争乱(長谷堂城・白石城・梁川城・福島城攻め)を活写した傑作歴史長編!
【編集担当からのおすすめ情報】
朝日時代小説大賞出身の気鋭作家渾身の歴史小説です。「もうひとつの天下分け目の戦い」がどういう合戦だったのか、楽しみながら知ることができるのではないでしょうか。あわせて、渡辺了勘兵衛を主人公にした『先駆けの勘兵衛』もぜひご覧ください。
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