本能寺異聞 信長と本因坊/坂岡真
著:坂岡真
出版社:小学館
発売日:2023年09月
シリーズ名等:小学館文庫 Jさ01−9 小学館時代小説文庫
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著者名:
坂岡真 出版社名:
小学館シリーズ名等:
小学館文庫 Jさ01−9 小学館時代小説文庫
「信長公の首級は何処にある」徳川家康の一言で、囲碁名人本因坊算砂の息が止まりかけた。大坂の陣が起こる七年ほど前、慶長十二年師走、騒府城での対局中の出来事であった。日海と名乗っていた若かりし頃の算砂は、戦国の荒波に呑まれ、本能寺の変の渦中に放り込まれていたのだ。行方の知れぬ織田信長の亡骸。謎めく明智光秀の本意。天下布武の裏で、武将、五摂家筆頭、連歌師、堺商人、雑賀衆、薬師、神主、宣教師らが我欲を隠して蠢くが、誰もが捨石に過ぎないのか。そして要石は誰なのか。法華僧の棋士が、戦国人の傍らで見た本能寺の変を描く、刮目の歴史小説。
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