著者名:
池内了 出版社名:
集英社シリーズ名等:
集英社新書 0724
ロングセラー『物理学と神』から12年、待望の第2弾が登場。宇宙をテーマに、神と科学者たちの相克の歴史を描く。人類の歩みの中で、天文学者が命懸けで追い求めてきた宇宙の姿を炙り出す!
古来、宇宙とは人々が住む村の界隈のことであった。そこで語られる宇宙創成神話が彼らの宇宙観を形成し、やがて太陽や月、惑星などが織り成す秩序立った美しい世界が明らかになると、人間は天と神の存在を結びつけていく。そして望遠鏡の発明を機に、人々が認識できる宇宙は太陽系を越え、銀河宇宙へと広がっていった。天は幾層にも重なった構造を持つことが分かり、そこに鎮座する神は次々と居場所を変え、容易にその姿をつかませない。本書は、宇宙と神の関わりをひもとき、天文学の歴史の中で科学者たちが積み上げてきた宇宙論の変遷をたどる。
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