著者名:
姜尚中 出版社名:
集英社シリーズ名等:
集英社新書 0722
刊行後100年。夏目漱石『こころ』を手掛かりに、過去を力に変え、心の実質を太くする生き方を考え抜いた一冊。漱石『こころ』とトーマス・マン『魔の山』の後日談を描いたオリジナル実験小説も収録。
ミリオンセラー『悩む力』と長編小説『心』の著者が、夏目漱石が一〇〇年前に書き残した最大の問題作に挑む。登場人物“先生”の長大な遺書を収めた漱石の『こころ』は、なぜ多くの読者の感情を揺さぶってきたのか。それは、この世に生きる者がみな、誰かに先立たれた存在だからだ。「死にゆく人々は、みんな先生」という認識から見えてくるものとは?漱石『こころ』とトーマス・マン『魔の山』の後日談を描いた実験的な小説も収録。心の実質を太くする生き方を提唱した、新しいスタイルの物語人生論。
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