アラブとイスラエル パレスチナ問題の構図/高橋和夫

著:高橋和夫
出版社:講談社
発売日:1992年01月
シリーズ名等:講談社現代新書 1085
キーワード:アラブとイスラエルパレスチナ問題の構図高橋和夫 あらぶといすらえるぱれすちなもんだいのこうず アラブトイスラエルパレスチナモンダイノコウズ たかはし かずお タカハシ カズオ



著者名:高橋和夫 
出版社名:講談社
シリーズ名等:講談社現代新書 1085

宿命の地=カナン(パレスチナ)を舞台にくり返された、長く根深い対立の歴史。流血の抗争はなぜ起こったのか? 宗教や民俗紛争、石油資源をめぐる思惑、難民問題など、複雑にもつれた中東問題を、国際政治のダイナミズムの中に位置づけ、解明する。

パレスチナ人とは?――パレスチナ人は、国を持たず、アラブ世界で常に差別されてきた。表面上はアラブの大義という看板の下で受け入れられても、内心ではけっして仲間うちとしては扱われてこなかった。またパレスチナ人は、国による保護を得られないため、個人の努力、そしてパレスチナ人同士の団結によって人生を切り開いてきた。ある国から追放されるようなことがあっても、命ある限りけっして奪われることのないものに投資してきた。つまり教育であった。
パレスチナ人の勉強熱心はアラブ社会では際立っている。パレスチナ人は、医者であり、作家であり、画家であり、弁護士であり、大学教員であり、ジャーナリストであり、研究者である。――本書より

※本データはこの商品が発売された時点の情報です。