


著者名:
白川蟻ん 六つ花えいこ 出版社名:
KADOKAWAシリーズ名等:
フロースコミック
「ここにまたこうして貴方と立てるなんて――」
ついに迎えた舞踏会当日。
ヴィンセントの瞳の色に似た、薄紫色のドレスに身を包んだオリアナは、夢心地で彼の前に立っていた。
二度目の人生で再会した時、オリアナと殆ど目線が変わらなかったヴィンセント。
しかし今目の前にいる彼は、オリアナが守ろうとした小さな男の子ではなく、一人の青年へと成長していた。
指先をそっと握り合い、互いの熱を確かめ合いながら二人は踊り始める。
くるくる、くるくると――。
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