著者名:
岡潔 出版社名:
KADOKAWAシリーズ名等:
角川ソフィア文庫 L200−1
思想家たちを魅了し続ける、天才的数学者の「情緒」論。「人の中心は情緒である」天才的数学者として名を馳せながら数々の名随筆を遺した岡潔。戦後、西欧化が急進する日本に対し、伝統に培われた叡智が失われると警笛を鳴らした、氏の代表的名著。解説:中沢新一
「情緒の中心の調和がそこなわれると人の心は腐敗する。社会も文化もあっという間にとめどもなく悪くなってしまう」―数学者として世界的な難問を解き天才と呼ばれた岡潔は、一方で思想家としても多大な影響を残した。日本の文化を培ってきたのは自然に根差した「情緒」であり、戦後急速に西欧化が進む中、その伝統と叡智が失われることに鋭い警鐘を鳴らす。本質をみつめる精神の根底を語る代表的名著。
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