著者名:
笹原宏之 出版社名:
KADOKAWAシリーズ名等:
角川ソフィア文庫 E105−1
日本語は自由奔放。「訓読み」の面白い事例を豊富に紹介。漢字は、時代の潮流にさらされ、自在に変容してきた。外来語の日本語化、外来語読み、絵文字を読む――。自由奔放に発展させた日本特有の「訓読み」の事例を豊富に紹介しつつ、日本人の想像力に迫る。
訓読みは、発音も概念も文法も全く異なる中国語の漢字を受け入れ、それを大和言葉で読むことに始まった。以来、日本人は、漢字の読みとしてだけでなく、英語や洋数字、さらには絵文字を日本語に取り入れる際にも、訓読みの手法を発揮した。日本人が独自の感性による創造を加えながら、各時代の中で発展させてきた訓読みは、今も自在に変容し続けている。そのユニークな例を辿り、豊かで深遠な日本語の世界に分け入る。
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