著者名:
松岡圭祐 出版社名:
KADOKAWAシリーズ名等:
角川文庫
冴えない大学生の笹霧匡太は、学食で男子大学生の理想を体現したような男・唐辺丈城に声をかけられた。自分とは縁遠い存在のはずが丈城に気に入られた笹霧は、みるみるうちに彼が運営するグレーな仕事の共犯者となってしまう。金と暴力、そして丈城のカリスマ性に魅入られた笹霧は気がつけば闇ビジネスにどっぷりと嵌まり――彼の言葉を守りきって、敵対勢力に殺害された。
すべてを知った丈城は「笹霧匡太」の戸籍と名前を乗っ取り、笹霧の仇を討つため、そしてこの世のくだらない秩序に染まった社会を破壊すべく、行動を開始する。
これは、史上最悪のテロリスト・優莉匡太が生まれるまでの物語。
※本データはこの商品が発売された時点の情報です。