「差別」のしくみ/木村草太
著:木村草太
出版社:朝日新聞出版
発売日:2023年12月
シリーズ名等:朝日選書 1040
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著者名:
木村草太 出版社名:
朝日新聞出版シリーズ名等:
朝日選書 1040
差別とは、強い力を持つ側が弱い立場の者を侮蔑し、尊厳をおとしめようとすること。加害者と被害者の間には立場の非対称性がある。そのため、日本国憲法は14条1項後段で「差別されない」権利を保障している。「差別は許されない」ことには、ほとんどの人が賛同し、法律家の間でも、差別は禁止すべきものとされる。しかし一方で、その定義は難しく、法学界でも「差別」の語が「区別」と同義に使われることもしばしば。差別なき平等な社会を構築するために、「差別」をどのように正しく定義すればいいのか。本書では、非嫡出子の相続や同性婚・夫婦別姓をめぐる日常のテーマから、奴隷解放など人種や民族をめぐる歴史の変遷まで、差別の構造を徹底検証。差別から個人を守るため、「差別されない権利」をいかに構築していくか―気鋭の憲法学者が必要な法理論を提起する。
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