精神科医がみた老いの不安・抑うつと成熟/竹中星郎

著:竹中星郎
出版社:朝日新聞出版
発売日:2019年12月
シリーズ名等:朝日選書 992
キーワード:精神科医がみた老いの不安・抑うつと成熟竹中星郎 せいしんかいがみたおいのふあんよくうつ セイシンカイガミタオイノフアンヨクウツ たけなか ほしろう タケナカ ホシロウ



著者名:竹中星郎 
出版社名:朝日新聞出版
シリーズ名等:朝日選書 992

老いゆく心をわかっている?精神科医として大学病院や精神科病院で高齢者を診てきた著者は、1979年に認知症をより知りたく老人医療・福祉の現場に入った。高齢者はそれまでは自らの精神的危機を超えてきたのに、加齢とともに伴侶や友人を喪失、独居や同居、身体的機能の低下、孤独、社会とのつながりの変化から、不安、葛藤、怒りに苛まれる。腰痛や風邪、人間関係の小さなトラブルをきっかけに、妄想や不安障害、うつ病を患っていく。豊富な臨床例、多田富雄、木村敏、神谷美恵子、ボーヴォワール、映画『八月の鯨』、ジャンケレヴィッチ、ボウルビィ等をもとに、老年期の特性を捉える。病の症状の底流にある「老いを生きること」の実相とは?大上段の構えではない、老いの自然な姿、成熟とは?老年精神医学の第一人者による実践的に役立つ生活の視点からみた臨床の覚書。

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