余白の春 金子文子/瀬戸内寂聴

著:瀬戸内寂聴
出版社:岩波書店
発売日:2019年02月
シリーズ名等:岩波現代文庫 文芸 304
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著者名:瀬戸内寂聴 
出版社名:岩波書店
シリーズ名等:岩波現代文庫 文芸 304

「生きるとはただ動くという事じゃない。…自分の意志が動いた時、それがよし肉体を破滅に導こうとそれは生の否定ではない。肯定である」。関東大震災後の混乱のなか、伊藤野枝、大杉栄や、多くの朝鮮人が虐殺され、金子文子とパートナーの朴烈は大逆罪に問われた。無籍者、虐待、貧困―過酷な境遇にあって、自らの生を全力で生きた文子。獄中で自殺するまでの二十三年の生涯を、実地の取材と資料を織り交ぜ描く、不朽の伝記小説。

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