絢爛たる醜聞 岸信介伝 (工藤美代子/幻冬舎文庫)

情と合理性と強かさを備えた昭和の傑物。

【著者】 工藤美代子
【出版社】 幻冬舎文庫
【発売年】 2014年 初版
【文庫】 587頁
【定価】 800円+税

【本の状態】
カバー少ヤケ・角,背両端少スレ。本文キレイ。経年並〜上。

【本の内容】 長州の政治家血族として生を享け、少壮官僚として39歳で満州経営に乗り出す。A級戦犯容疑で巣鴨プリズンに3年間拘留されたのち一気に政治の世界を上り詰めた。59歳で保守合同後初の自民党幹事長、翌年第56代首相に就任し60年安保改定を単身闘った。口癖は「金は濾過して使え」。情と合理性と強かさを備えた昭和の傑物を描くノンフィクション。