*モラセスとは
糖蜜や廃糖蜜とも呼ばれる砂糖を製造するときにできる副産物。とろみのある茶褐色の液体で、黒糖のような味わいがあり、ミネラルやビタミンB6を多く含みます。イギリスではお菓子作りによく使われ、焼き菓子に使うと食感がもっちりとして焼き色がしっかりとつき、独特のツヤが生まれます。
マダムヒロミのお菓子作りは 「自分が食べたい、家族や子どもにも食べさせたい」 という想いが原動力となっています。
古いレシピ本に乗っているような 伝統的なイギリスのケーキは、 1ポンドのバターに1ポンドの粉、 そこに1ポンドの砂糖を加えて…という 作るのを躊躇してしまうようなバターと砂糖の量。
日持ちを良くするためなのかもしれませんが、 食べたいとは思えないし、 家族や子どもに食べさせたいとも思えませんでした。
古いレシピ本もリスペクトはしていますが、 ここはアレンジを入れていきます。
普段の食事からずっと 有機オリーブオイルを使ってきたマダムヒロミは、 バターの量を減らしてオリーブオイルを使ったり、 砂糖の量を調整して果物やドライフルーツ、 スパイス使ったりして試行錯誤して オリジナルのレシピを作ってきました。
バナナジンジャーローフも バターの風味を生かしつつオリーブオイルを加えたり、 完熟した甘いバナナやスパイスで砂糖の量を抑えたり、 色々と工夫をしています。
マダムヒロミは 「そういう意味では、バナナジンジャーローフは、 これまでの健康にも気を遣ってきた私の知識や経験、 料理やお菓子づくりの集大成の一つかも!」 とお話していました。
そのままお土産やプレゼントとして贈っても素敵です。
Madam Hiromi
カリナリーディレクター*。
美術系大学留学のため90年代に渡英。在英28年。
自然と歴史文化の溢れる英国の小さな町での暮らしの中での。
多くの出会いや、英国での季節の行事を大切にした手作りの 子育ての中で様々なレシピに巡り合う。
相棒は白いペルシャ猫のアメリ。
* カリナリーディレクターとは、料理やメニュー開発、食に関する プロジェクト全体の創造的な指揮を執る役職のこと。