月夜の島渡り 恒川光太郎 角川ホラー文庫

【文庫本】

海の向こう、洞窟の奥深く、町場の片隅――島には異界が満ちあふれている

鳴り響く胡弓の音色は死者を、ヨマブリを、呼び寄せる――。願いを叶えてくれる魔物の隠れ家に忍び込む子供たち。人を殺めた男が遭遇した、無人島の洞窟に潜む謎の軟体動物。小さなパーラーで働く不気味な女たち。深夜に走るお化け電車と女の人生。集落の祭りの夜に現れる予言者。転生を繰り返す女が垣間見た数奇な琉球の歴史。美しい海と島々を擁する沖縄が、しだいに“異界”へと変容してゆく。7つの奇妙な短篇を収録。
『私はフーイー 沖縄怪談短篇集』を改題し文庫化。

カバーは若干イタミがあります。
小口、天地は薄キズありますが概ね良好です。
紙面はキレイです。
平成26年初版発行。

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