
ASP-HOLMBLAD(エーエスピー ホルムブラッド)はデンマークで最も歴史のあるキャンドルメーカーであり、デンマーク王室から一般家庭まで広く愛用されています。
キャンドルには、動物性脂肪と植物油がもとになった再生可能なステアリン酸を原料としているため、一般的なパラフィンキャンドルとは異なり、すすが少なく、ロウが垂れにくいのが特徴です。

1777年に創業し、L.P. Holmbladは祖父が立ち上げた化学・工業製品の工場を継承して、1843年にデンマークで初めてステアリン酸のキャンドルを製造しました。これは従来の原料であった脂ぎった牛脂からステアリンに変更しただけでなく、ツイスト芯からクリアで穏やかな炎を灯す編み上げ芯に変え、大成功を収めました。
一方、彼の競合でもあったO.F. ASPは兄の石鹸・ランプ工場を受け継いだJCA Bockが運営していました。1863年からキャンドルの製造を始め、コペンハーゲンにあるチボリ公園やその他屋外施設用のキャンドルの製造を手がけました。1919年、L.P. HolmbladとO.F. Aspはキャンドル製造に注力するため合併し、新たにASP-HOLMBLADを設立しました。