ボウモア18年 フェスアイラ 2020年 51.2% / BOWMOE 18 Feis Ile 2020 51.2%
アイラ島のボウモア蒸留所で蒸留されたこのリリースは、ボトルに詰められ、Feis Ile 2020フェスティバル用に一度はオンラインでリリースされたが、コロナ禍でキャンセルされた。
このため実際は2021年にリリースされたもの。
ノーズ:オロロソファンクがドアを開けた途端に訪れる。
ブラックペッパーがノーズを刺すのを大いに助けて、ヘビーなスーパーナッツとレーズン。
ココアのビター、火薬のスモーク、タール、そして岸辺のソルティー。
パレート:クラシックなボウモアの煤と燃えるゴムで、ノーズよりもはるかにピート。
チョコレートミルクセーキ、アニス、焦げたタフィー、木炭、カラメル玉ねぎ、マヌカハニー。
本気でヒットした名品
1st Fill Oloroso Sherry
Out turn: 3000本
ボウモア蒸溜所No.1 Vaults(第一貯蔵庫/ヴォルトとは地下貯蔵庫)はスコッチ・モルトウイスキー貯蔵庫として最古の歴史を誇る。さらには潮の香に抱かれた海のシングルモルトとしての唯一無二の特殊な環境下にある。「ボウモア」はゲール語。「大きな岩礁」のことを言う。訪ねたならば驚くことだろう。No.1 Vaultsはダイレクトに海に面しており、波打ち際の岩盤を削り取り整地した上に建造されたものだとわかる。庫内の床は海面下に位置し、半地下のようなつくりともいえよう。天候次第では波しぶきが外壁を洗い、嵐となれば荒波が容赦なく外壁を打つ。No.1 Vaultsはそんな極めて稀な立地にあり、原酒樽熟成に理想的な環境をおよそ240年にわたり保ちつづけている。深い熟成のために最適な湿潤さのなか、ほのかに漂う潮の香が熟成中の原酒と対話しながら香味要素の役割を担う。アイラ島最古の伝統とともに他と比べようもない立地。まさに海のシングルモルト。