樹を育て、木と暮らす「おんみつ」プロジェクト。 2020年に山梨県北杜市に移住し、夫婦でゼロからはじめたワインメーカー「おんみつわいんず」。2024年秋は2年目のワインを醸造しました。自社ぶどうはまだ収量が足りませんが、信頼できる農家さんから買い付けたぶどうでつくっています。”手しごと製法”のワインは、心にやさしく響きます。 2020年より耕作放棄地にぶどうを植え始め、2023年秋よりワイン醸造を開始したおんみつわいんず。栽培と醸造は小倉伸一郎が担当。大学時代の科学知識、行政官時代の経験に加え、30年近く醸造経験のあるフランス人醸造家から受けた実地指導をもとにワイン醸造を行っています。フランスの醸造技術をそのまま適用するのではなく、日本のぶどうや自然環境に合った形でアレンジし、ぶどうの力を最も引き出せるようなワインづくりを心がけています。モットーは、ぶどうをモノとして扱うのではなく、生き物として愛情を持って接すること。醸造の際はぶどうを痛めつけないように心がけ、大型機械やケミカルなものを極力使わず、ぶどう本来の力を引き出すことを目標にしています。 野生的で原生的ともいえる自然豊かな山村にすっかり魅了され、都市生活に見切りをつけて移住した2人がはじめた「おんみつ」プロジェクト。これまでずっと消費者として生きてきた私たちは、「樹を育て、木と暮らす」をテーマに自然の中で生きる道へと暮らしを転換しました。自然界からの恩恵に日々感謝しつつ、それをみんなで愉しみたい。そんな思いで、手しごとワインや手作り蜜の天然かき氷をつくっています。 |
![]() | ![]() | ![]() |