岩崎醸造さんは、通常のワイナリーとは一風変わった経緯で設立されています。
まず、戦前に130の勝沼の葡萄栽培者が集まって"本醸造"という組合を立ち上げたのがその始まりです。 このときの名称が今でも"ホンジョー"と呼ばれる所以となっています。 その後、1941年に醸造施設のある地域の名前をとり"岩崎醸造"と名前を改め、株式会社として新生し、今にいたるそうです。
このように岩崎醸造さんは特定の会社や個人が出資して作ったタイプのワイナリーとは異なる誕生をしています。 以上の経緯から岩崎醸造で使用する原料葡萄は株主の農家が栽培したものを主体としており、当然ながら全て勝沼産葡萄です。 足りない際にも勝沼町から地元葡萄を買って補うそうです。
お話を伺っていく中で驚いた点がなんと…ワインの熟成年数!! 人気銘柄の「ホンジョーオールド甲州」は、驚きの10年熟成!!! そんな個性豊かなワインたちの味わいに、しっかりとした芯を感じられるのには、 『ぶどうの質を自分の目で確かめて、生産者から直接葡萄を購入する』 岩崎醸造さんの昔から変わらぬスタイルがあってこそ。 熟成させた甲州ワインを飲むならまず"ホンジョーワイン"をどうぞ♪
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