冬はめちゃくちゃ寒い盛岡。
この寒さをウマい日本酒造りに生かす夢とロマンが詰まった企画がスタートしました!!!
「雪中貯蔵」その名の通り雪室の中で日本酒を貯蔵するというもの。本州一寒い薮川にある「まほら岩手」さんにご協力をしていただき雪の中でお酒を育てることになりました。
ご存知の通り日本酒は温度変化や紫外線を嫌います。(私みたいにデリケート♪)その点、雪の中って「低温」「温度は一定」「光が入らない」と日本酒の貯蔵にとって理想的な環境なんですよね。しかも電気を使わないので環境にも優しい。雪の中でお酒をじっくりと貯蔵すれば、繊細な味わいはそのままに、よりまろやかなお酒になるのでは!と考えました。
貯蔵したお酒は、吟ぎんが仕込みの純米大吟醸の生酒。
このお酒、これまた非常に良い出来でして…
香りはぱっと華やかで甘みと酸味がじわっと広がる美味しいお酒なんです。テイスティングする際に「今までのあさ開からさらに一歩進んだ感じ」と聞いていたんですが、確かにより風味が鮮やかな印象を受けました。
めちゃくちゃ美味しい。
杜氏の浦田によるとこのお酒は「香さわやかに、ほのかに甘みを感じる後味かろやかなお酒」とのことです。さらに、普段はあまり多くを語らない控えめな男性なのですが、このお酒に関しては非常に自信があったらしく「自分的にしっくりきたお酒」と語っていたそうです。
このお酒を雪の中で育てたらどうなるんだろう・・・本当に楽しみです!
お酒が雪の中から出てくるのは夏と秋の2回。
今回は雪の中で育てること約3ヶ月・サマーバージョンのご案内となります。
※オータムバージョンの解禁は9月頃・ご予約開始は夏以降になります
余談ですが、お酒を埋めた日はちょうど雪がしんしんと降るとっても寒い日だったんですが、雪の中にお酒を埋めている時にチラッと白いモフモフした生き物を見た気がします|_・)チラッ
そういえば薮川には、イワティという未確認生物がいるんだとか・・・?あなたもどこかで目撃するかもしれません。