色紙 萬法中獨露身不二自画賛 /柴山全慶老大師 筆

大色紙「萬法中獨露身」(不二自画賛)
(まんぽうちゅうどくろしん)
南禪寺派元管長 柴山全慶 老大師 筆

◇仕様:色紙1枚/たとう紙・解説付
◇寸法:縦27.2×横24.2cm

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万法の中、独り身を露す。
宇宙森羅万象の中にあって、何ものにも換えがたい尊い我身が堂々と顕現しているではないか。「真実の自己」を、あたかも富士山(二つとない山であることから「不二(ふじ)」と記され、さらに仏教用語の「不二(ふに)」に通ずる)が他を圧して聳えている姿に譬えられて、よく揮毫されるようである。

●柴山全慶老大師●
明治27年11月愛知県一宮市に生まれる。同41年、禅の僧籍に入る。大正5年、花園学院卒業後、南禪専門道場に入り、河野霧海老師に就き参禅、嗣法。昭和13年、禅門高等学院教授、同14年、臨済学院花園大学教授、15年、大谷大学教授に就任し、禅学講座担当。23年、南禪専門道場師家に就任。34年、南禪寺派管長に就任。40年以来、8回にわたり招かれて毎年渡米しコルゲート大学他数大学において禅を講ず。49年 8月29日示寂。世寿81歳。寒松軒と号す。
昭和49年8月29日示寂。世寿八十一歳。寒松軒と号す。