うごく木 山本尚志2016?2023作品集


国内外のアートワールドで再評価の機運が高まる「書」。群雄割拠の現代書家のなかでも、「ART SHODO」を提唱し、「モノにモノの名前を書く」というコンセプチュアルなスタイルで、現代書と現代美術とを横断し強烈な存在感を放つ山本尚志、珠玉の作品集。

井上有一を筆頭に、21世紀の国内外のアートワールドで、書の再評価が急速に進んでいる。その潮流は昭和の書家にとどまらず、いまを生きる現代書家の多様な活動へも熱い視線が注がれている。
なかでも、「ART SHODO」を提唱し、現代美術ギャラリーを含め国内外で展覧会を重ねる山本尚志は、現代書と現代美術とを横断しながら強烈な存在感を放つ書家である。
本書は山本の代表作である《うごく木》《マシーン》《フエ》を含む2016年から2023年の作品群を紹介するほか、清水穣による解説「名を与える 山本尚志の書」を収録。
気鋭のデザイナー小池俊起による装丁では、ドイツ装+A4横判という美しいアートブックとしての造本も見どころとなっている。