

■使用方法■
ケースから出したヤエンを開口部を立てて道糸を装着してください。開口部の道糸の通し方は、ヤエンを左手で持って右手で道糸をつかみ、中央の金具の隙間のところから挿入して下さい。次に後部を従来のヤエンと同じ様に巻線に添って右廻りにセットし、スムーズに滑るかどうか確認してください。
ヤエンが着水したらリールを逆転体制にし、ハンドルを持ってなるべく高く竿を上げ、ヤエンが小アジを飽食しているイカに到着するのを待ちます。後は竿をあおって道糸を引っ張れば、開口部が完全に閉じてハリがイカに食い込みますので上手に取り込んでください。ヤエンを道糸から外す時は装着する時の手順の逆の方法を行えば外れます。
■注意事項■
※ヤエンは足で踏んだり海へ落としたりしないよう、所定の場所に置き大切に扱いましょう。
※6個の針(軽量は3個)が付いていますので、付属のケースか市販のヤエンケースに保管してください。特にお子様などに触らせないようにして下さい。
■「挟み式ヤエン」考案者からの使用例■
私が釣りに行ってアオリイカ釣りをする場合は、道糸の先につけてある針に餌の子アジを掛け、なるべく遠くへ遠投し糸フケを無くし、竿受けに乗せて鈴をセットしてこれに道糸を掛けイカの乗るのを待ちます。
餌の子アジをイカが食べようと抱き付いて道糸を引張られると、竿受けにセットしてある鈴がチリンと鳴るとともに道糸が外れて、ベールを開けていたリールから道糸がユラユラ出て行きます。
道糸が出だして約3〜5分すると糸が止ります。糸が止まればベールを開けたまま竿を立て、リールのベールを閉じてリールを逆転体制にし、竿とハンドルを使ってイカを寄せてきます。この時イカが引っ張るようならその分だけハンドルを逆転して糸を出します。この操作を繰り返しなるべくイカを底から浮かし、挟み式ヤエンを装着します。この時イカが道糸を引張っていればそのまま滑らして良いですが、道糸が緩んでいれば、イカを水面まで引き上げてイカを自分の手前まで引き寄せ、竿先をなるべく低くして道糸を張った状態でヤエンを滑らして下さい。高い所からヤエンを滑らす時、道糸が緩んでいれば道糸がL字型になり水面でヤエンはヤエン自身の重みで勝手に閉ってしまうから注意して下さい。筏や磯などの水面に近い所ではヤエンはイカに当たる迄閉りません。
イカを挟み式ヤエンで挟んだ後は、道糸を緩めない様にしていればイカは絶対に逃げられません。
現在はリールのドラグ調整でのイカとのやり取りが主流です。皆様も工夫していただき捕確率100%を目指し頑張って下さい。