坂下農園の春よ恋
北海道長沼町の坂下農園で栽培された春よ恋小麦を100%使用した強力粉です。地元で親しまれている道の駅「マオイの丘公園」で直売所を運営するなど、地域に密着した活動を展開するアクティブな坂下さん。
長沼町は近年、素敵なベーカリーが次々にオープンしている地域です。坂下さんは、自分の育てた春よ恋小麦を地元のベーカリーで使ってもらいたいという想いを持ち続けています。この想いを実現するために、ベーカリスタ製粉工場が生産者とベーカリーをつなぎます。
坂下農園の春よ恋小麦は、山際の斜面で大切に育てられ、その風味の豊かさ、なめらかで柔らかな食感、自然な甘みと小麦の香ばしさが魅力です。
ベーカリーシェフによるモニターテストの声
本製品の発売前に、プロのベーカリーシェフにモニターテストをしていただきました。
「想像より扱いやすかったです。生地がモチモチになりました。」
「バゲットに使用してみたら相性が良く、冷蔵庫で保存してそのまま食べても、香りも食感も良く、また使いたいです。」
「シンプルな食パンでファーストトライをしてみましたが、スライスしてそのまま食べても、トーストしても味の奥行きがあって美味しかったです。そして、作りやすかったです。」
「たくさんお水を抱えてくれるので、高加水系のパンが好きな私にはとっても嬉しい小麦粉でした。」
「風味がいいのはもちろんだが、生産者が明確なのでアピールしやすく、顧客にもわかりやすいところが良いです。」
シェフの皆様から高評価をいただき、私たちはこの小麦粉に自信を持ってお届けいたします。ベーカリーシェフに納得していただいた品質と使いやすさを実感していただけると思います。
シングルオリジンのクラフト小麦粉
これはただの小麦粉ではありません。単一農家さんが栽培した単一品種の小麦(=シングルオリジン)を100%使用し、小麦それぞれの魅力を最大限に引き出しました。
ベーカリスタの石臼製粉機による超低速製粉で、小麦本来の風味を逃がさず、丁寧に製粉。大量生産ではなく小ロットの製粉が可能にした、ベーカリスタのクラフト小麦粉です。
ベーカリスタ製粉工場のこだわり
坂下さんの小麦を製粉するのは、ベーカリスタ製粉工場の国産石臼です。国産の御影石(花崗岩)と男鹿石(安山岩)を使い分け、麦の性質に合わせて調整しながら、1時間に約2kgという超低速で製粉します。これにより、熱を発生させず、小麦の風味を最大限に引き出します。製粉機ごとに、1ロットごとに、職人の感覚と蓄積したデータを基に最適化し、ベストな製粉を行っています。
栄養価と風味を活かした製粉方法
現在、日本で流通している小麦粉のほとんどはロール挽き製粉による真っ白なものです。これは、細かいフスマ分をピュリファイヤーという機械で精密に分離しているためです。
一方、ベーカリスタのクラフト小麦粉は、強力粉でも完全な白ではありません。製粉の過程で、小麦粉の粒子と同じくらい細かくなったフスマを取り除かずにそのまま製品にしています。実はこの方が栄養価の面でも、香りや味わいの面でもプラスの効果があるのです。