【漢方専門薬剤師からの注意点】十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)は化膿性の皮膚疾患に使用します。
にきびや吹き出物、湿疹などに使用する場合、皮膚が腫れて、赤身があり熱をもっているのが特徴です。
また、皮膚疾患以外にも、アレルギー体質者の中耳炎やリンパ腺炎などにも使用します。
十味敗毒湯はにきび、吹き出物に最もよく使用される漢方薬ですが、のぼせやすく(顔が赤くなりやすく)、顔にだけにきび、吹き出物ができる人には清上防風湯が適しています。
十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)
【製造元】長倉製薬株式会社
【内容量】3包(1日分)
【効能・効果】
体力中等度なものの皮膚疾患で、発赤があり、ときに化膿するものの次の諸症:
化膿性皮膚疾患、急性皮膚疾患の初期、じんましん、湿疹、皮膚炎、水虫
【用法及び用量】
大人は1回に1包(1.6g)ずつ、1日3 回食前または食間に、水または白湯にて服用してください。
〔用法・用量に関連する注意〕
1)用法・用量を厳守してください。
2)小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもとに服用させてください。
3)1 才未満の乳児には、医師の診療を受けさせることを優先し、やむを得ない場合にのみ服用させてください。
【成分】
本剤は大人 1 日の服用量 4.8g 中に次の成分を含んでいます。
サイコ・・・・・・0.6g
ドクカツ・・・・・0.5g
オウヒ・・・・・・0.5g
ボウフウ・・・・・0.5g
キキョウ・・・・・0.5g
カンゾウ・・・・・0.4g
センキュウ・・・・0.5g
ショウキョウ・・・0.3g
ブクリョウ・・・・0.5g
ケイガイ・・・・・0.5g
〓使用上の注意〓
次の人は服用しないでください。 <生後3ヵ月未満の乳児>
相談すること
1.次の人は服用前に医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。
1)医師の治療を受けている人
2)妊婦又は妊娠していると思われる人
3)体の虚弱な人(体力の衰えている人、体の弱い人)
4)胃腸の弱い人
5)今までに薬などにより発疹・発赤、かゆみ等を起こしたことがある人
2.1ヵ月位(化膿性皮膚疾患・急性皮膚疾患の初期に服用する場合には1週間位)服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。
3.本剤の服用により、まれに症状が進行することもありますので、このような場合には、服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。
● 保管及び取扱い上の注意 ●
1)直射日光の当たらない、湿気の少ない涼しい所に保管してください。
2)小児の手の届かない所に保管してください。
3)他の容器に入れ替えないでください。(誤用の原因になったり、品質が変わることがあります。)
4)本剤は天然物を成分としていますので、製品により若干色調が異なることがありますが、効果には変わりありません。
5)分包剤で1 包を分割した残りを使用する場合には、袋の口を折り返して保管し、2 日以内に使用してください。
6)使用期限を過ぎた製品は服用しないでください。
