三黄瀉心湯 サンオウシャシントウ 煎じ薬 10日分 丈夫でのぼせやすい人の高血圧 めまい 不眠 便秘 鼻血 薬局製剤 さんおうしゃしんとう

三黄瀉心湯 (さんおうしゃしんとう)

【製造元】赤尾漢方薬局

【内容量】10日分(10袋)

【効能又は効果】

体力中等度以上で、のぼせ気味で顔面紅潮し、精神不安、みぞおちのつかえ、便秘傾向のあるものの次の諸症:

高血圧の随伴症状(のぼせ、肩こり、耳鳴り、頭重、不眠、不安)、鼻血、痔出血、便秘、更年期障害、血の道症

※効能・効果に関連する注意
注)血の道症とは、月経、妊娠、出産、産後、更年期など女性のホルモンの変動に伴って現れる精神不安やいらだちなどの精神神経症状および身体症状のことである。

【服用方法】

1日分(1袋)を袋のまま水約200ccに入れ半量まで、とろ火にて、約10分程かけて煎じ、1日1、2回、食前(30分以前)又は、食間(食後2.3時間)に温めて服用して下さい。
煎じた後の袋は必ず、よくしぼって捨てて下さい。

【成分】1日分(1袋分)

黄連(オウレン)・・・・・1g   
大黄(ダイオウ)・・・・・1g
黄ごん(オウゴン)・・・・1g
【漢方専門薬剤師からの注意点】

三黄瀉心湯(さんおうしゃしんとう)や黄連解毒湯(おうれんげどくとう)を使用する人の特徴は、赤ら顔でのぼせがあるのが特徴で、目の充血や鼻血などがよくあります。

顔がのぼせるということは、熱や気が頭に上がっているという状態であるため、神経過敏になったり、興奮している状態ですので、頭痛やめまい、不眠などが症状として現れます。

イメージとしては怒ったときに顔が赤くなるというような状態で、このような状態がよく起こったりする方は、神経や熱を沈めてあげることで良くなります。
三黄瀉心湯と黄連解毒湯を使用する人の区別は、便秘気味があるかないかで、便秘気味であれば三黄瀉心湯を使用します。

〓使用上の注意〓
してはいけないこと
次の人は服用しないでください。 1. 生後3 ヵ月未満の乳児
2.本剤を服用している間は、次の医薬品を服用しないでください。 他の瀉下薬(下剤)
3.授乳中の人は本剤を服用しないか、本剤を服用する場合は授乳を避けてください。
相談すること
1. 次の人は服用前に医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。
1)医師の治療を受けている人
2)妊婦又は妊娠していると思われる人
3)体の虚弱な人(体力の衰えている人、体の弱い人)
4)胃腸が弱く下痢しやすい人
5)だらだら出血が長びいている人
6)今までに薬などにより発疹・発赤、かゆみ等を起こしたことがある人
2. 服用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性がありますので、直ちに服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。
関係部位 症状 皮膚 発疹・発赤、かゆみ
消化器 吐き気・嘔吐
まれに下記の重篤な症状が起こることがあります。その場合は直ちに医師の診療を受けてください。
症状の名称 症状
間質性肺炎 階段を上ったり、少し無理をしたりすると息切れがする・息苦しくなる、空せき、発熱等がみられ、これらが急にあらわれたり、持続したりする。
肝機能障害 発熱、かゆみ、発疹、黄疸(皮膚や白目が黄色くなる)、褐色尿、全身のだるさ、食欲不振等があらわれる。
3.服用後、次の症状があらわれることがありますので、このような症状の持続又は増強が見られた場合には、服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。 軟便、下痢
4.1ヵ月位(鼻血に服用する場合には5 〜 6 回、痔出血、便秘に服用する場合には1 週間位)服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。