苓桂朮甘湯 リョウケイジュツカントウ 三和生薬 エキス細粒30包 立ちくらみ めまい 頭痛 耳鳴り 動悸 神経症 第2類医薬品 りょうけいじゅつかんとう

苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)【第2類医薬品】

【製造元】三和生薬株式会社

【適応症】

体力中等度以下で,めまい,ふらつきがあり,ときにのぼせや動悸があるものの次の諸症:
立ちくらみ,めまい,頭痛,耳鳴り,動悸,息切れ,神経症,神経過敏

【成分】

本品1日量3包(1包1.5g)中
苓桂朮甘湯エキス ……………… 1.7 g
ブクリョウ ……………………… 6g
ケイヒ ………………………………4g
ビャクジュツ …………………… 3g
カンゾウ ……………………………2g
添加物として乳糖,セルロース,部分アルファー化デンプン,ステアリン酸Ca,無水ケイ酸を含有する。


【用法及び用量】
次の1回量を1日3回食前又は食間に服用すること。
年 令         1 回 量
大人(15才以上)   1包
7才〜14才      2/3包
4才〜 6才       1/2包
4才未満      服用しないこと
小児に服用させる場合には,保護者の指導監督のもとに服用させること。

【漢方専門薬剤師からの注意点】

苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)は水証(水分代謝の異常)に用いる漢方薬で、胃内停水や尿の減少があり、水分がうまく代謝されず、気の上昇によって起こす症状に使用します。

気の上昇はのぼせやめまい、身体動揺感、心悸亢進、頭痛、神経症などを引き起こします。
苓桂朮甘湯を用いる人は、もともと気が上昇しやすいため、車酔いや冷えのぼせ、緊張して顔が赤くなりやすいなどの特徴があります。

気が上昇しやすく貧血気味などを伴う場合には人参当芍散(にんじんとうしゃくさん)を用います。

〓使用上の注意〓

次の人は服用しないでください。
生後3 ヵ月未満の乳児

相談すること
1. 次の人は服用前に医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。
1)医師の治療を受けている人
2)妊婦又は妊娠していると思われる人
3)高齢者
4)今までに薬などにより発疹・発赤、かゆみ等を起こしたことがある人
5)次の症状のある人 むくみ
6)次の診断を受けた人 高血圧、心臓病、腎臓病

2. 服用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性がありますので、直ちに服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。
関係部位症状 皮膚発疹・発赤、かゆみ
まれに下記の重篤な症状が起こることがあります。その場合は直ちに医師の診療を受けてください。
症状の名称症状 偽アルドステロン症、ミオパチー手足のだるさ、しびれ、つっぱり感やこわばりに加えて、脱力感、筋肉痛があらわれ、徐々に強くなる。
3. 1ヵ月位服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。
4. 長期連用する場合には、医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。

●保管及び取扱い上の注意●
1)直射日光の当たらない、湿気の少ない涼しい所に保管してください。
2)小児の手の届かない所に保管してください。
3)他の容器に入れ替えないでください。(誤用の原因になったり、品質が変わることがあります。)
4)本剤は天然物を成分としていますので、製品により若干色調が異なることがありますが、効果には変わりありません。
5)分包剤で1 包を分割した残りを使用する場合には、袋の口を折り返して保管し、2 日以内に使用してください。
6)使用期限を過ぎた製品は服用しないでください。